フリーダイヤル

HANAMARU AIR

羽毛ふとんの基本

Feather Futon Basics

そもそも羽毛布団とは?

「羽毛布団」と「羽根布団」の違い

そもそも「羽毛布団」とは、ダウンとスモールフェザーの割合によって「羽根布団」と区別されます。

羽毛布団・・・・・・・・・・ダウンの割合が50%以上である布団
羽根布団・・・・・・・・・・ダウンの割合が50%未満である布団

ダウンの多い「羽毛布団」
布団は羽毛だけですので、ダウンの充填率が高いものほど高級な布団として扱います。

フェザーの多い「羽根布団」
硬い羽軸がついていますので、フェザーの充填率が多い羽毛布団は羽軸によってガサつき感があり、ダウンに比べてお手頃です。

ダウンの種類

~グースとダック~
そもそも羽毛とは食用に飼育された「グース(がちょう)」と「ダック(あひる)」の副産物です。

グース
一般的にフォアグラを目的に十分に生育されるため、ダックに比べて羽毛の品質は上質なものとなります。

ダック
食肉として生育されるため、羽毛が十分に育たないため、グースに比べて羽毛の品質は落ちます。

グースがダックより優れている点
【保湿性に優れている】
グースはダックに比べて体が2~3倍も大きいため、成熟したグースからは空気包含力に富む大きなダウンボールが採れ、ダウンボール1個あたりの毛の本数も多く保湿性に優れています。

【軽い】
グースの羽根は、ダックに比べて羽枝は細く柔らかいので軽い。

【羽毛の匂いがあまりない】
グースは草食性なので、雑食性のダックに比べて羽毛の匂いがあまりありません。

~マザーグースとマザーダック~
食用以外に卵を取るために4~5年間育てた親鳥のことを「マザーグース」「マザーダック」と呼びます。

マザーグースやマザーダックの羽毛は、食用に生育されるものよりも長期間生育されるため、鳥の成長とともに羽毛(ダウン)の成熟度にも違いが生じ、通常の羽毛に比べて大きがコシがあるので、保湿性やかさ高性に富み、また耐久性にも優れています。

また、普通のグースやダックに比べて、圧倒的に数が少ないので、希少価値からマザーグースやマザーダックは高級な羽毛とされます。

~アイダーダック~
アイダーダウンとは、野生のアイダーダックの雌が卵をかえすために、自分の胸から抜き取って巣に敷き詰めた羽毛のことです。 毛綿鴨と呼ばれる海洋性水鳥のアイダーダックは、アイスランドやグリーンランドなどの北極圏の海岸線に生息し、厳しい寒さに耐える為、全身を覆う羽毛には弾力があり、より保温性に優れています。 アイダーダックの巣は5月中旬~6月にかけて、海岸の低地や岩場などに作られます。 保護鳥であるアイダーダックからは、直接羽毛をとることが出来ないため、卵からかえっように羽毛が採取されます。 1羽の水鳥から直接採取される羽毛の量が約60gなのに対し、巣から採取されるアイダーダウンの量は約20gほどです。採取が困難であるため稀少で、そのためアイダーダックは「キングオブダウン」と称され高級と評価される所以です。

羽毛ふとんの品質表示ラベルについて

羽毛布団の品質表示ラベルの種類

ゴールドラベル
羽毛布団の品質は、布団に付属しているゴールドラベルの星表示(6つ星~3つ星)で確認することが出来ます。
このゴールドラベルは、日本羽毛製品共同組合が次の目的のもとに発行される品質表示ラベルです。
「羽毛布団の一層の品質向上」
「消費者の商品選びをスムーズにする」
「羽毛布団の品質はもちろん、側生地、縫製に至る羽毛布団のトータルを保証する」

【ニューゴールドラベル】
使用羽毛品質 ★★★
かさ高性120mm以上の品質

【エクセルゴールドラベル】
使用羽毛品質 ★★★★
かさ高性145mm以上の品質

【ロイヤルゴールドラベル】
使用羽毛品質 ★★★★★
かさ高性165mm以上の品質

【プレミアムゴールドラベル】
使用羽毛品質 ★★★★★★
かさ高性180mm以上の品質

かさ高性は、使用される羽毛の量が同じであっても、羽毛を採取する鳥の種類や産地・ダウンとフェザーの混合率等によっても違いが出てきます。この「かさ高性」の差は、保温性の差となって現れます。

かさ高ってなあに?

かさ高とは、羽毛に一定基準の重さをかけた時の羽毛の厚み(高さ)を数値で表したものです。 かさ高値が高い羽毛はより多くの空気を羽毛の中に含んだ良質のものの証。 その良質の羽毛で作られた布団がボリュームがあり、軽く暖かい羽毛布団です。

羽毛布団の特徴

①軽くて暖かい

・羽毛布団が暖かいのはダウンが呼吸をしているからです。
・寒い時にはダウンが膨らんで開き、たくさんの空気を抱え込んで、体温から伝わった熱を逃がさないようにしてくれます。
・1つ1つのダウンボール同士が固まることなく出来ているので、ダウン全体が効率的に広がり、羽毛布団の隙間をなくし、暖かい空気を逃がさないようにしてくれます。
・逆に暑い時は、ダウンが閉じて空気を抱え込まず、暖かい空気の通り道を作り、熱を逃して通気性を良くしてくれるのです。
・羽毛布団は、ふっくらとボリュームがあっても、中身はほとんど空気なので軽くて体を圧迫しません。

②爽やかで快適

・人は、眠っている間にコップ1杯程度の汗をかくと言われております。
・羽毛布団は、吸湿性と発散性に優れているので、眠っている間に体から余分な湿気を吸収し、布団の外に発散してくれます。→これを透湿性と呼ばれるダウンの特性です。
・羽毛布団は、他の素材の布団に比べて透湿性に優れているため、布団の中がムレにくく、いつもサラッとした肌触りで心地良く眠れます。

③体によくなじむ

・ドレープ性も羽毛布団の特徴です。ドレープ性とは、布団が体に沿ってフィットする事を表現した言葉です。
・羽毛布団は、繊維を蓄積した他の素材と異なり、羽毛1個1個が独立しているので、空気をたくさん含み、布団が体に沿って、包み込むようにぴったりフィットし、ドレープ性がとても高い素材です。
・体の形に合わせてフィットしてくれるので、肩口に隙間が出来る事なく、寒い空気が布団の中に入る事を防いでくれます。

④手入れが簡単

・羽毛布団は、法質性にも優れているので、他の布団のように頻繁に日に干す必要がありません。
・小さく畳んでもすぐ元に戻り、圧縮回復力が良いので、他の布団に比べて、収納にも場所を取らず、軽くて日々の取扱いも楽なので、極めて便利です。
※圧縮回復力とは、圧力をかけて体積を小さくした状態から、圧力をなくした元の状態を取り戻す力です。

⑤とても経済的

・羽毛布団は、大変耐久性に優れ、丁寧に使用すれば長期間使用できます。→長い目で見ると経済的
・側生地を交換したり、中の羽毛を補充したりとリフォームが可能で、丸洗いも可能です。
・保温性に優れているので、電気毛布やあんか、室内暖房等の使用を減らしたり、併用するなどして、エネルギーを節約できます。

キルトについて

羽毛掛け布団の構造は、基本的には表生地と裏生地との間に、高さのある「マチテープ」を縫込み、羽毛の入る立体小部屋を作ります。
この立体小部屋を作ることで、布団全体に羽毛が均等に行き渡るようにし、全体の保温効率を高めます。
この加工を「キルト」と呼び、羽毛の偏りを防ぎ、かさ高を保つために側生地に施します。

一般的に「立体キルト」「二層式立体キルト」と呼ばれるものがあり、当社ではこの2つのタイプに加えて「アルダスキルト(特許取得構造)」の3タイプがあります。 他に、上下の側生地を直接縫っている「平面キルト(ヨーロピアンキルト)」があります。

平面キルト

表地と裏地とを直接縫製するので、羽毛小部屋は立体にはなりません。

通気性は良いので、夏用のダウンジャケットに適していますが、縫い目の近くの羽毛が潰れてしまい、空気を含まなくなるので、保温性が悪く、冬用の羽毛布団には向いておりません。

また、側生地のミシン目から羽毛が飛び出すことがあります。

立体キルト

立体キルトの構造は、一つ一つがボックス上に密閉されていて、隣の小部屋の羽毛に熱を効率的に伝えます。

中央の体の部分にクールポイントと呼ばれる暖かさが逃げる部分(キルティングの縫い目の部分)が出てしまいます。

また、羽毛を簡単に吹き入れるための穴や切れ目が開いており、2~3年は問題がなくても、徐々に襟裳との部分から羽毛が移って偏りが生じることがあります。

二層式立体キルト

二層式立体キルトの構造は、羽毛の立体小部屋を更に上層・下層に分けて作り、上層3×4マス・下層4×5マスの立体羽毛小部屋が出来ます。

上層下層でマスがずれるように作られているので、より隙間なく羽毛が行き渡り、保温効率も大幅にアップします。

キルトをずらしたため、クールポイントは防げますが、羽毛の移動は完全には防げません。

ALDS(アルダス)キルト

ALDS(アルダス)キルトの構造は、4×5マスの羽毛の立体小部屋の各マスに特殊な弁を設けて、吹き込んだ羽毛が移動しないという画期的な構造です。(特許番号3168885号)

寒冷地仕様構造で、どこよりも高いマチでクールポイントをなくし、優れたかさ高性を実現しました。

より、保温性、フィット性が高い羽毛布団で広くお客様に喜ばれております。

羽毛布団の取扱について取扱について

末永く、快適にお使いいただくための取り扱い方法をご紹介致します。

収納方法

日干しをしてから、小さく畳んで軽く押さえ、湿った空気を押し出し、お買い上げの際の専用バッグ(不織布)に入れて保管して下さい。 また、防虫剤を布団の間に入れて下さい。防虫剤は臭いのつかないピレスロイド系をお勧めします。 バッグがない場合は、密閉せずに(ビニール袋に入れないで)シーツ等の通気性の良いもので包んで下さい。 収納場所は、押入れの上の段等、なるべく湿気の少ない場所がお勧めです。

干し方

他の布団の様に頻繁に干す必要はありませんが、保温性を高めたり、日光消毒のために月に1~2回、1時間から2時間程度、風通しの良い日陰に干して下さい。 日干しする場所は、布団生地の色あせを防ぐため、カバーをかけたまま干しましょう。 取り入れる際は、布団を強く叩かず、ホコリをはらう程度にして下さい。羽毛が飛び出す原因になります。

クリーニングや丸洗いは?

カバーを掛けてお使いになれば、そんなに頻繁にクリーニングする必要はありません。 しかし、長くご使用になる間に側生地の汚れが気になってきたら、水による丸洗いをすることが出来ます。 ただし、ドライクリーニングは側生地の痛みは少ないものの、羽毛のかさ高の復元はいまひとつです。 水による丸洗いは汚れ落ち、かさ高の復元には効果的です。 是非、当店にご用命ください。

カバーについて

カバー・シーツは衛生上こまめに選択して下さい。 羽毛布団の仕上がりサイズに合わせて、上質で柔らかい素材(綿がお勧めです)のカバーを使って下さい。 内側にボタンや紐のついたカバーと布団のループ(輪)とセットして頂ければズレもなく、側生地の痛みや汚れも防げます。 尚、吹き出しの原因となりますので、布団に襟カバーやタオル等の縫い付けは絶対に避けて下さい。

寒い時は?

羽毛布団カバーをして直接体の上に使用すると、より暖かく感じるでしょう。 それでも寒い場合は、毛布やタオルケットを羽毛布団の上に重ねるか、羽毛肌掛け布団等を組み合わせてご使用下さい。

ニオイについて

購入当初(オゾンの臭い)やビニール等の通気性のないものに入れて保管すると臭いがすることがあります。 これはお使いになるうちに自然に消えていくので心配はありません。 また、干して頂く等、外気にさらすと比較的早く消えます。 一度布団を丸める等して、中の空気を抜いてから干すと効果的です。

リフォームについて

当社では、古くなった羽毛布団にはリフォームをお勧めしています。 布団リフォームは、羽毛布団を単に丸洗いするだけでなく、解体・除塵(じょじん)・洗浄・殺菌・脱臭・乾燥・新しい側生地に吹き込み等プロセスを経て、お手持ちの羽毛布団を新品同様に蘇らせます。